SPIの熟語の成り立ちを解くコツ&高得点のために意識すべきことをご紹介
こんにちは、「業界最安値のWEBテスト・SPI代行サービス」運営事務局です。
SPIを受験予定の就活生・転職活動中の社会人の皆様、SPIの対策は順調に進んでいますでしょうか?
今回はSPIの言語で一番最初に出題される熟語の成り立ち問題を解くコツ&高得点を取るために絶対に意識すべきことをご紹介していきます。
例題と共にわかりやすく解説していきますので、SPIを受験予定の就活生・転職活動中の社会人の皆様はぜひ参考にしてください。

SPI 熟語の成り立ち問題とは?
まずはSPIの熟語の成り立ち問題とはどのような問題なのか?についておさらいしておきます。
熟語の成り立ち問題は、SPIの言語問題で一番最初に出題される問題です。
※現在のSPIの言語では、語句の意味問題は出題されていませんのでご注意ください。詳しくはSPIで語句の意味問題は出題されるのか?について解説した記事をご覧ください。
2字の熟語(「温泉」「本末」「欠礼」など)が表示されるので、その熟語がどのような成り立ちで作られているのか?を選択肢から選びます。
選択肢は全部で以下6つがあり、SPIの本番ではこれら6つの中から4つが表示されます。
- 似た意味を持つ漢字を重ねる
- 反対の意味を持つ漢字を重ねる
- 前の漢字が後の漢字を修飾する
- 主語と述語の関係にあたる
- 動詞の後に目的語をおく
- 上記選択肢のどれにもあてはまらない
では、それぞれについて具体的に解説をしていきます。
1:似た意味を持つ漢字を重ねる
例としては「接触」「堅固」などの熟語です。
「接触」は「接する」「触れる」という同じような意味を重ね合わせて作られた熟語です。
「堅固」も同様に「堅い」と「固い」という同じような意味が重なって作られています。
2:反対の意味を持つ漢字を重ねる
例としては「有無」「高低」などの熟語があげられます。
「有無」は「有る」と「無し」という反対の意味を持つ漢字が重ね合わせて作られています。「高低」も同様ですね。
3:前の漢字が後の漢字を修飾する
こちらの例としては「微動」「少量」などがあります。
「微動」は「微妙に動く」と読むことができます。「微妙」の「微」が「動く」である「動」を修飾していることがわかります。
「少量」は「少ない量」と読むことができ、「少」という漢字が「量」を修飾していることがわかります。
4:主語と述語の関係にあたる
例としては「私立」「市営」などがあります。
「私立」は「私が立てる」と読むことができ、「私」が主語、「立」が述語に相当していることがわかります。
「市営」は「市が営む」と読むことができ、こちらも主語と述語の関係が存在していることがわかりますね。
5:動詞の後に目的語をおく
いよいよ最後となります。例としては「排水」「入学」などがあります。
「排水」は「水を排出する」と読むことができ、「排」という動詞の後に目的語である「水」がおかれていることがわかります。
「入学」は「学校に入る」と読むことができ「入」という動詞の後に目的語である「学」がおかれています。
以上で用意されている選択肢の意味が理解できたところで、以下からは熟語の成り立ち問題の例題を見てみましょう。
SPI 熟語の成り立ちの例題&解き方のコツ
では早速、以下の例題を解いてみましょう。
※先ほども述べた通りSPIの本番では、以下の例題のように4つの選択肢が用意されます。
<例題>
以下5つの熟語の成り立ち方としてあてはまるものを上記の選択肢1~4の中から1つずつ選べ。
①:混交
②:私選
③:大海
④:円卓
⑤:気楽
<解答&解説>
①:「混ざる」と「交ざる」という似たような意味の漢字が重なっているので答えは「1」となります。
②:「私が選ぶ」という主語と述語の関係が存在しているので、答えは「4」となります。
③:「大きな海」と読むことができ、「海」の前に「大きな」という修飾語があるので答えは「3」となります。
④:「円(形)の卓」と読むことができ、「卓(=テーブル)」の前に「円(形の)」という修飾語があるので答えは「3」となります。
⑤:「気が楽」と読むことができ、主語と述語の関係が存在していることから答えは「4」となります。
熟語の成り立ち問題を解くコツとしては、与えられた熟語がどんな風に読めるか?をまず考えることです。
例えば例題の④だと「大きな海」と読むことができるので答えは「3」であるとわかるわけです。
また、前の漢字が動詞(「動」「作」「選」など)であれば「5:動詞の後に目的語をおく」を疑った方が良いでしょう。
「1:似た意味を持つ漢字を重ねる」「2:反対の意味を持つ漢字を重ねる」「4:主語と述語の関係にあたる」の3つは比較的分かりやすいと思いますので、熟語の成り立ち問題解くコツとしては上記の通り「3:前の漢字が後の漢字を修飾する」「5:動詞の後に目的語をおく」の判別方法・疑い方をしっかりと頭に入れておくことです。
SPI 熟語の成り立ち問題で絶対に意識すべきこと
最後に熟語の成り立ち問題で絶対に意識すべきことをご紹介して本記事を終了とします。
それは、考えすぎて絶対に時間をロスしないことです。
SPIの言語の出題範囲について解説した記事をご覧いただくとわかりますが、熟語の成り立ち問題の後には文章補充問題や語句の並び替え問題、長文読解など少し重い問題が用意されています。
SPIにはもちろん時間制限がありますので、重い問題になるべく時間を残しておくことが高得点を取るための近道と言えます。
なので、もっとも難易度の低い熟語の成り立ち問題に時間を使いすぎるのは高得点を取るための得策とは言えません。
熟語の成り立ちはとにかくスピードを意識して、わからなければ考え込まずに適当に選択肢をクリックして次の問題に進むようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回はSPIの言語で一番最初に出題される熟語の成り立ち問題を解くコツと絶対に意識すべきことをご紹介しました。
繰り返しにはなりますが、熟語の成り立ち問題にはあまり時間をかけず、なるべく後の問題に時間を残せるようにしましょう。そうすればSPIの言語で高得点を取れる確率は上がってきます。
就活生や転職活動中の社会人の皆様はぜひ意識してみてください!
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