SPIの推論問題のコツは?苦手な人でも理解できるように解説&出題パターンも紹介

WEBテストの一種であるSPIの非言語(計数)では非常に幅広い分野から問題が出題されますが、その中でも特に難しいと言われているのが推論問題です。

SPIの非言語(計数)の出題範囲について解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

そこで今回はSPIを300回以上も解いてきた筆者が、SPIの推論問題を解くコツについて練習問題(例題)を扱いながら解説していきます。

数学が苦手な就活生や転職活動中の社会人でも理解できるように丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

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SPIの推論問題とは?コツは?

まずはSPIの推論問題とはどんな問題なのか?について簡単に解説をしておきます。

推論問題とは、与えられた条件をもとに用意された選択肢のうち正しいものを選ぶ問題です。

※言葉だけではわかりにくいと思いますが、以下で例題をご用意していますのでご安心ください。

SPIではWEBテスティング、テストセンター、ペーパーテスティング、インハウスCBTという4つの受験方式が用意されていますが、推論問題は全ての受験方式で出題されるので勉強・対策は必須となります。

※それぞれの受験方式の違いについてはテストセンターとは何かについて解説した記事をご覧ください。

SPIの推論問題を解くコツとしては、提示された条件をしっかりと計算用紙に記載していくことです。どんな些細なことでもメモ・記載していきましょう。

例えば、問題文に「PはQよりも大きい」という記載があれば「P Q」や「P>Q」などを記載していくのです。

SPIの推論問題をパターン別にご紹介

ここからはSPIの推論問題をパターン別にご紹介していきます。

SPIの推論問題では、以下9個のパターンが用意されています。

  1. 解答探索
  2. 正誤
  3. 内訳
  4. 順序
  5. 平均
  6. 整数
  7. 対戦
  8. パーセント
  9. 位置関係

1の解答探索はWEBテスティングとインハウスCBTで出題され、2~9はテストセンターとぺーパーテスティングで出題されます。

ここからは、それぞれのパターンについて例題をご紹介していきます。

1:解答探索

では、早速例題を解いていきましょう。

【例題】

以下についてア・イの情報のうち、どれがあれば【問】の答えがわかるかを考え、1~5までの中から正しい選択肢を1つ選びなさい。

100枚のチケットをA、B、C、Dの4人で買い取ることにした。4人が買い取った枚数はそれぞれ異なることがわかっており、Dは35枚買い取ったことがわかっている。

【問】このとき、BとDはどちらが多く買い取ったか?

ア:AはBよりも多く買い取った

イ:AはCよりも多く買い取った

  1. アだけでわかるが、イだけではわからない
  2. イだけでわかるが、アだけではわからない
  3. アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
  4. アだけでも、イだけでもわかる
  5. アとイの両方があってもわからない

【解答&解説】

チケットが全部で100枚あり、Dが35枚買い取ったので残りは65枚となります。

なので、この65枚ををA、B、Cの3人に振り分けることを考えます。

BがDより多く(または同じ)買い取った場合、BとDの2人で35枚×2=70枚以上の買い取りは確定で、残りは30枚以下となりますね。

これはアの条件にあわないので、アだけでBはDより少ないと分かります。

そして、イの条件だけの場合は例えば

  • Aが2枚、Bが62枚、Cが1枚
  • Aが62枚、Bが1枚、Cが2枚

という極端な例が考えられるので絞りきれません。なので、イだけではわからないということになります。

よって答えは1の「アだけでわかるが、イだけではわからない」が答えとなります。

2:正誤

続いてご紹介するのは正誤と言われる推論問題です。

「〇〇が正しければ、△△も必ず正しい」という選択肢が用意されている問題となります。

【例題】

5枚の皿それぞれに1点または2点の点数を付けた。これについて、以下P~Qの情報があった。

【P】1点が付いた皿は1個以上ある

【Q】2点が付いた皿は奇数個ある

【R】5枚の皿の点数の合計は偶数である

以上の情報はすべてが信頼できるとは限らない。そこで、さまざまな場合を想定して以下1~3の推論がなされた。

  1. Pが正しければQも必ず正しい
  2. Qが正しければRも必ず正しい
  3. Rが正しければPも必ず正しい

このとき、1~3のうち正しいものをすべて選びなさい。

【解答&解説】

まず1ですが「P:1点が付いた皿は1個以上ある」より3枚の皿に1点を付けて、残り2枚の皿が2点である可能性があります。

よって、Pが正しければQも必ず正しいとは言えないことがわかります。

続いて2ですが、

  • 2点の皿が1枚の場合→1点の皿が4枚なので、合計=2+1×4=6
  • 2点の皿が3枚の場合→1点の皿が2枚なので、合計=2×3+1×2=8
  • 2点の皿が5枚の場合→1点の皿が0枚なので、合計=2×5=10

よって、2は正しいと言えます。

最後に3ですが、5枚の皿すべてが2点の場合、合計=5×2=10ですが、1点の皿は1枚もないことになります。

よって3は正しいとは言えません。

以上より答えは2のみとなります。

3:内訳

内訳はあるグループ内における人や種類の内訳を推論する問題です。

【例題】

お菓子A、B、Cを合計9個購入した。3種類のお菓子について以下2つのことがわかっている。

  • 3種類とも少なくとも1個は購入した
  • Aの数はBの数よりも多い

このとき、必ず正しいと言える推論はどれか?以下1~3の中からすべて選びなさい。

  1. Cが2個ならば、Bは3個である
  2. Cが4個ならば、Bは2個である
  3. Cが5個ならば、Bは1個である

【解答&解説】

まず1ですが、C=2、A=5、B=2といった可能性もあるので、必ずしも正しいとは言えません。

2はC=4、A=4、B=1といった可能性もあるので、必ずしも正しいとは言えません。

3はC=5、A=3、B=1の可能性しかない(AがBよりも多いため)ので正しいと言えます。

よって答えは3のみとなります。

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4:順序

順序は順番や順序、並び方に関する推論問題です。

【例題】

A、B、C、D、Eの5人で短距離走を行った。去年と今年の順位について以下3つのことがわかっている(同じ順位の人はいないものとする)

  1. Aは今年、去年から順位が3つ下がった
  2. 去年も今年もDはEより1つ下の順位だった
  3. Bの今年の順位は2位だった

左から順番に1位〜5位を並べるとき、今年の順位はどうなるか答えよ。

【解答&解説】

順位は1位〜5位までしかないことに注意しましょう。

1より、Aは

去年:A〇〇〇〇→今年:〇〇〇A〇

または

去年:〇A〇〇〇→今年:〇〇〇〇A

のいづれかであることがわかります。

上記の〇にB~Eの4人を当てはめることを考えましょう。

2より去年も今年も「ED」はセット、3よりBは今年2位であることに注意しましょう。

すると、CBEDA・・・(答)となることがわかりますね。

5:平均

その名の通り、平均に関する推論を行う問題です。

【例題】

A、B、C、Dの4人が数学のテストを受験した。このときの得点について、以下のことがわかっている。

  • BとCの得点は同じ
  • AとBの平均は、CとDの平均よりも5点高い

このとき、以下1~3の推論について必ず正しいと言えるものはどれか?すべて選びなさい。

  1. AとDの得点差は10点である
  2. CとDの得点は同じである
  3. Bの得点はAの得点よりも低い

【解答&解説】

提示された条件より、

  • B=C
  • (A+B)/2=(C+D)/2+5 つまりA+B=C+D+10・・・(※)

がわかります。

B=Cであることから、A=D+10が導けるので、1は正しいということがわかります。

2も3も(※)からは導けないので、必ず正しいとは言えません。

よって答えは1のみとなります。

6:整数

整数に関する推論問題となります。

【例題】

とある学校の生徒500人の身長について以下3つのことがわかっている

  • 身長が160cm以上の男子生徒は270人いる
  • 身長が170cm未満の女子生徒は190人いる
  • 身長が170cm以上の生徒は150人いる

このとき、身長が170cm未満の男子生徒は何人いるか求めよ。

【解答&解説】

男子生徒、女子生徒別に状況を整理していきましょう。

生徒500人のうち170cm以上の生徒が150人いるので、170cm未満の生徒は500-150=350[人]であることがわかります。

このうち、170cm未満の女子生徒は190人なので、170cm未満の男子生徒は350-190=160[人]・・・(答)となります。

7:対戦

対戦戦績や面識の有無を問う推論問題となります。

【例題】

A、B、C、Dの4人がテニスの総当たり戦を行った。以下のことがわかっている(引き分けはないものとする)

  • AはCにだけ敗北した
  • BはDに勝利した

このとき、以下1~3のうち必ず正しいと言える推論はどれか?すべて選びなさい。

  1. Dが全敗なら、Cは全勝である
  2. Bが1勝2敗なら、Dも1勝2敗である
  3. Cが全勝なら、Bは1勝2敗である

【解答&解説】

総当たり戦の問題では、対戦表を作るとスムーズに解けます。

まずは与えられた条件を以下のように対戦表にしてみましょう。

与えられた条件をもとにした対戦表

そして、1ですがDが全敗したとしてもCはBに負ける可能性があるので、必ず正しいとは言えません(以下図参照)

Dが全敗した場合の対戦表

続いて2ですが、Bが1勝2敗ということはBがCに負けるということです。しかし、DはCに勝つ可能性も負ける可能性もあるので、必ず正しいとか言えません(以下図参照)

Bが1勝2敗した場合の対戦表

3ですが、Cが全勝するとBは自動的に1勝2敗になることが上記の対戦表からわかるので正しいと言えます(以下図参照)

Cが全勝した場合の対戦図

よって答えは3のみとなります。

8:パーセント

パーセント(%)や割合、比、増加率に関する推論問題となります。

SPIの割合と比の解き方のコツをご紹介した記事もぜひ合わせてご覧ください。

【例題】

ある会社の商品Aの売上は前年と比較して毎年10%ずつ増加している。このとき、以下の推論について正しいものを選択肢1~3の中から1つ選びなさい。

推論:この商品Aの売上は、この3年間で当初よりちょうど30%増加した。

  1. 正しい
  2. どちらとも言えない
  3. 誤り

【解答&解説】

これは増加率に関する計算方法を知っていれば簡単に解ける問題です。

当初の売上をa円とすると、

  • 1年後の売上=1.1a[円]
  • 2年目の売上=1.1a×1.1=1.21a[円]
  • 3年後の売上=1.21a×1.1=1.331a[円]

となるので、3年間では当初より33.1%増加したことになります。よって答えはCです。

※増加率の計算方法がわかわない人は、SPIの図表の読み取りで対策すべきことについて解説した記事をご覧ください。増加率・減少率の計算方法について詳しく解説しています。

9:位置関係

いよいよ最後となります。建物や物・部屋などの位置関係に関する推論問題です。

【例題】

P、Q、R、S、T、U、Vの7人がマンションの各部屋に1人ずつ住んでいる。マンションは以下のような2階建てで、以下のことがわかっている。

201202203204
101102103104
  • 103には誰も住んでいない
  • PはUの隣に住んでいる
  • VはUの真上に住んでいる
  • Qの部屋の真下がRの部屋である

このとき、以下1~3のうち、必ずしも誤りとは言えない推論はどれか?すべて選びなさい。

  1. Qは202に住んでいる
  2. Sは203に住んでいる
  3. Vは202に住んでいる

【解答&解説】

まず、PはUの隣であること&VはUの真上であることからPとUは101か102であることがわかります。

そして、Qの真下がRであることからQ=204、R=104が確定します。

201202203204
(Q)
101
(PかU)
102
(PかU)
103
(空)
104
(R)

以上をもとに選択肢を見てみると、1は間違いであることがわかります。

2ですが、Sが203に住む可能性はあるので正しいことがわかります。

3はVが202住む可能性はあるので正しいことがわかります。

よって、答えは2と3になります。

SPIの推論問題は捨てるのもあり?

以上でSPIの推論問題がどんなものなのか?や難易度が理解できたかと思います。

難易度としては、やはり難しく感じた人が多かったのではないでしょうか?

そこで、「推論問題は難しいから、最悪捨てるのはありなのだろうか?」という疑問を持った人もいるかと思います。

結論から申しますと、SPIで高得点(7割以上)を狙うのであれば推論問題の対策・勉強は必須です。

5~6割程度の得点を目指すのであれば推論問題は捨ててもOKです(SPIでは推論以外にも様々な問題が出題されるので、推論問題以外の対策に時間を使いましょう)

SPIの合格ラインは企業によって異なるので一概には言えませんが、SPIの合格ラインについて解説した記事の通り、新卒では7割程度、中途採用(転職)では6割程度が1つの合格ラインの目安かと思います。

なので、就活をしている学生は推論問題はしっかりと対策をした方が良いでしょう。

転職活動中の社会人は、時間があまりないようであれば推論問題の対策にはあまり時間をかけなくても良いかもしれません。

中途採用・転職のSPI対策方法やおすすめ問題集をご紹介した記事もご用意していますので、ぜひ参考にしてください。

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いかがでしたでしょうか?

今回はSPIの推論問題を解くコツについて簡単に解説した後、種類別に推論問題の例題を取り上げていきました。

転職活動中の社会人は普段の仕事で忙しい人も多いかと思いますので、自分が何に時間を使うべきか?をしっかりと見極めた上でSPIの対策・勉強をしていただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

業界最安値のWEBテスト・SPI代行サービス運営事務局
業界最安値のWEBテスト・SPI代行サービス運営事務局
今までに200件以上のWEBテスト(SPI・玉手箱)代行実績があります。

また、WEBテスト・SPI代行サービスに関するブログを100本以上執筆している実績もあり、日本で一番WEBテスト・SPI代行サービスに詳しいと自負しています。

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